SHAKE HANDS

世界一周ショッピング - Japan to the World

header

私のアナザースカイ

著者:Mami Ishii

私のアナザースカイ

オーバーランドツアーを始めて14日目。ザンビアからマラウイへ入国。

マラウイは世界でも有数の貧困国で、HIV罹患者が今もなお多く、教育、医療も十分行き届いていないとガイドが教えてくれた。人口の80%以上が農業を営んで生活しているらしい。

私もマラウイについては無知で場所さえ知らなかった🤔

マラウイには世界TOP10に入る広さの湖があり、beachへ向かうことに🐠

 

その日は1日自由時間!他のメンバーは

宿泊地に付いてるプールで遊んだり、ハイキングに行ったりと様々。

私は一人でぶらりとビーチへ。
ビーチ

湖を眺めていたら少女が寄ってきて、「give me money」と一言。見ると服はボロボロ、近くにいた男の子(彼女の弟)は縫い合わせたボロシャツを着ている。よく聞くと彼女たちは小学生で午後から学校があるだとか。学校が休みの日は母親の農業のお手伝いをするらしい。お金はあげられないけど・・せめて何かあげたいと思い、シャツとズボン、そしてキャンディーをあげた。

少女たち

二人と話していると、青年が声をかけてきた。彼の名前はBen。

なになに?また茶化しか?笑

とお決まりの

「どこから来たの?」「何歳?」「明日はどこ行くの?」等々。彼はここで採れた魚を干して、町に売る仕事をしているらしい🐟

彼が「村を案内してあげようか?」と言ってきた。

どうしようかなあ。

でもなんか後からチップ要求されそうだなあ・・・。でも暇だしなあ。

と迷ったあげく

仲良くなった小学生2人も連れて付いていくことに。

15分ほど歩いたところに小さな村があり、家の周りには小魚が太陽に照らされ光っている。

太陽に照らされた小魚

村をまとめているというBig daddy(勝手に呼んでる笑)に会った。会った瞬間デカくて少し警戒したが。笑

家の中を見たいとお願いすると「もちろんだよマダム。ぜひ見てください」と。ん~すごくすごく親切で物腰柔らかなDaddy!!笑

家

シンプルなお家。

 

Benは歩きながら、マラウイは魚を取って生計を立ててる人が多いことや、医療薬品が十分行き届かない、制服がなくて学校に行けない子が沢山いる、などマラウイの現状について話してくれた。

日本についても。日本は強い国だ、そして今はすごく裕福だ、と。

そして、仲良くなった小学生2人を指差して

「彼女たちを見てよ!こんなボロ切れを着て。鉛筆も紙もない。まともに生活できてない子が何人もいる。人間らしい生活を送らせてやってほしい!」

そう言い残して彼は仕事場へ戻って行った。

チップを要求してくるだろうな、なんて考えてた自分が無性に悲しくなった。

そして、その後も彼の言葉や、朝から親の手伝いをして漁をする子供の姿が忘れられない。
漁をする子供たちの姿

湖を見ながら、私も子供たちの未来に向けて何かすべきだ と、深く考えさせられた。

子供たち

著者について

Mami Ishii author